食鳥処理

食鳥処理(と殺・解体などの処理)をするための施設。年間の処理数が30万羽を超える処理場を大規模施設、それ以下を小規模施設と呼び、いずれも設置に当たって都道府県知事の認可を受ける必要がある。また、食鳥検査員(大規模施設では常駐を要するが、小規模では巡回でよい)および食鳥処理衛生管理者を配置して食鳥検査を実施、結果を毎月、都道府県知事に報告しなければならない。

当社は食鳥処理事業許可を受けた認定小規模食鳥処理場です。

この許可を受けて稼働している事業者は多くありません。

食鳥処理場とお肉屋さんは何が違うの?

食鳥処理事業許可の認可を受けているかどうかで販売できる状態が違います。放血、脱羽工程を終えた状態の鶏を「と体」と言います。

スーパーやお肉屋さんで見かける丸鳥に近い状態の物です。丸焼きの鶏の生の状態をイメージすると想像できるかと思います。

と体とは食鶏を放血・脱羽したもので、と体から内臓、総排泄腔、気管、食道などを除去したものを中抜きと体と言います。

ここで違いになります。

と体を捌いたり、と体の状態でも販売できるのが食鳥処理場です。

と体と中抜きと体って何が違うの?

と体:

食鶏を放血・脱羽したもの 。食鳥処理の許可を受けた事業者でなければこの状態から捌いて販売

中抜きと体:

「と体」から食道・気道、内蔵などを取り除いた物。食鳥処理の許可を受けていなくても捌いて料理したり販売することができる。

個人でもお肉を売ってもらえるの?

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大まかな流れ

当社では一羽ずつ職人が屠鳥します。放血も機械に吊り下げると肉質が劣化しますので吊り下げるのではなく、一匹づつ逆さにししっかり血を抜きます。その後に湯付け、脱毛、脱毛後検査、殺菌冷却の流れになります。冷却も氷を入れしっかり冷えた桶の中に入れ冷やします。氷が解けてくれば職人が氷を継ぎ足ししっかり冷やします。

当社機械化された大規模処理場
屠鳥職人が手作業で一羽ずつ屠鳥懸鳥しオートキラーによる屠鳥
放血一匹ずつ丁寧に逆さまにし自然放血機械に吊り下げたまま自然放血
湯漬け湯漬け機使用機械に吊り下げたままラインを流れ長い溝の様な場所を流れながら湯漬け
脱毛脱毛機使用数台の脱毛器の中を吊り下げられたまま流れ脱毛
脱羽後検査外観検査外観検査
毛焼き焼く処理はしません。
職人が丁寧に抜いています。
産毛を火であぶって焼く
残毛処理職人が丁寧に抜いています。脱毛器でもう一度脱毛
殺菌桶に漬けて殺菌 機械に吊り下げたままラインを流れ長い溝の様な場所を流れながら殺菌
冷却氷水に漬けて冷却水冷チラーを流れながら冷却

上記の比較工程からわかる様に大量の鶏を流れ作業のラインで丁寧に加工するは難しいことが分かります。

大規模工場では上記のように機械に吊るされラインで流れながらの機械での作業になります。

吊るされているだけで肉質は低下します。

一日に大量に生産するとなると丁寧にというわけにはいきません。

流れ作業でどんどん流れます。そうするとしっかり時間をかけてと言う訳にはいきません。

冷却もプールに入る鶏が余裕をもって冷やせればよく冷えるのでしょうが流れ作業でどんどん温かい鶏が入れば水温も上がります。それに多量にラインを流れてくれば鶏が押し競まんじゅうになり冷水の上に乗り上げることもあります。

そして長時間吊るされたままと言う事はそれだけで肉質が劣化します。

当社ではラインではなく一工程ずつ職人が手作業で作業を行っています。それが一度食べ比べればわかる味の秘密になっています。

屠鳥(とちょう)とは

屠殺(とさつ)または屠畜(とちく)(漢字制限され「と殺」や「と畜」とも)とは家畜など動物を食肉皮革などにするため殺すこと。「屠」は「ほふる」意。口蹄疫など伝染病が感染した家畜を殺して埋めることを殺処分と表現する。

同義語として〆る(しめる、一般にに対する表現)やおとす、または潰す(つぶす、一般に鶏やに対する表現)がある。

懸鳥(けんちょう)とは

懸鳥とは鶏を食肉加工する工程で逆さ吊りをすること

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